浴室汚れの3大要素 | とっても簡単な予防法とキレイを保つ最善策

浴室汚れの3大要素 | とっても簡単な予防法とキレイを保つ最善策

浴室汚れの3大要素

浴室汚れの3大要素は、カビ・石鹸カス・水垢です。

 

どの汚れも、浴室という環境下においては発生する致し方無い汚れです。

 

最重要ポイントは日常のケアと、気づいたら除去する事。

 

汚れが付着し時間が経つと、市販の洗剤では落としきれない汚れになります。また、素材に合わないアイテムでこすり傷をつけてしまったり、変色して元に戻らなくなったりしてしまうケースもあります。

 

汚れの種類や予防法、また簡単な予備知識として、この記事を参考にして頂ければと思いまとめました。

目次

カビ

ブログ用写真 浴室 カビ

カビが発生する原因

カビが繁殖するために必要な要素は、「高温」「多湿」「栄養」です。 

浴室の状況に置き換えると、入浴後は温度・湿度が高い状況に加え、皮脂や石鹸カス、髪の毛といったカビの栄養源となる汚れが溜まりやすいため、カビが発生しやすい環境です。

カビ発生の予防法

50度以上のシャワーを全体へかける(週に1回程度)

週に1回程度、天井や壁、ドア、浴槽など浴室全体へ50度以上に設定したシャワーを数秒程度かけましょう。カビ菌は約3秒で死滅するそうです。

 

水気を切る

入浴後は、スクイージーやタオルなどで天井や壁・鏡などに付着した水気をしっかり切る事が重要です。

 

換気・乾燥

換気扇を回したり・窓を開けて換気・乾燥を行い、浴室内の蒸気を逃し、湿度を下げましょう。

 

こまめな清掃

カビの栄養源の除去には、こまめな清掃を行いましょう。浴槽、天井・壁・床、排水口、鏡、棚など細かい部分までこまめに掃除するようにしましょう。

浴室乾燥機の注意点

水気を切らずに水滴が付着したまま浴室乾燥機の力に頼ってしまう事は決してお薦めできません。

水気は蒸発してなくなりますが、含まれているミネラル分は残るので、それが日々蓄積していくと、白い汚れが残ります。これをシリカスケールと呼びます。

シリカスケールに関しては後ほど解説いたします。

スクイージー
スクイージー
セーヌタオル
吸水タオル

石鹸カス

ブログ用写真 浴室 石鹸カス

石鹸カス汚れの見分け方

石鹸カスには、2種類の異なる汚れがあります。

  • 酸性石鹸
  • 金属石鹸

 

酸性石鹸

石鹸の油脂成分と皮脂汚れが合わさってできた石鹸カスを「酸性石鹸」と呼びます。黒ずみベタベタ汚れが特徴です。

 

金属石鹸

石鹸の油脂成分が水道水に含まれているカルシウムやマグネシウムと合わさったことでできる石鹸カスが「金属石鹸」と呼びます。真っ白いカサカサした汚れが特徴です。

石鹸カスの落とし方

酸性石鹸は字の如く、酸性の性質を持っているためアルカリ性の洗剤を使って中和し、汚れを落とします。

金属石鹸は、アルカリ性の性質を持っている為、酸性の洗剤を使って中和し、汚れを落とします。

 

  • しっかり水で流し切った後に別の洗剤を使う事が重要です。

水垢

ブログ用写真 浴室 水垢

水垢とは

水垢とは、水道水に含まれる「炭酸カルシウム(石灰)」が、水の蒸発とともに結晶化してできる汚れを指します。

水道水に含まれるミネラル分は、乾いて堆積していくと石化し、素材に固く付着(ほぼ同化)しているので簡単に除去ができません。

水垢汚れは見た目からスケール(通称ウロコ)汚れと呼ばれています。

 

また、スケール汚れも主に2種類で構成されています。

  • カルシウムスケール
  • シリカスケール

カルシウムスケールの落とし方

カルシウムスケールはアルカリ性の汚れです。逆性の「酸性」の洗剤を用い、中和します。素材に応じた研磨方法で除去致します。

シリカスケールの落とし方

シリカスケールはアルカリ性・酸性どちらの汚れでもありません。

  • 水道水に少し含まれる二酸化ケイ素が主成分です。
  • 浴室の鏡や壁面パネルも二酸化ケイ素を主成分として含んでいます。

このように、浴室鏡の落ちないスケールは、二酸化ケイ素同士が、ほぼ同化しているのです。

ガラスもシリカスケールと同様に二酸化ケイ素を主成分として含んでいるため、分子同士が結合しより強固にこびりついてしまうのです。

下地を削ることになり物理的にシリカスケールのみを削り落とすことは不可能です。

 

唯一の方法は 劇物の使用 のみ

 

フッ酸やフッ化アンモニウムを使えばシリカスケールの除去は可能ですが、ガラスに含まれるケイ素まで分解してしまいます。下地を剥離してしまう可能性がございます。

様々なリスクが伴うので、劇物を使用し対応している清掃業者は少なく、その分コストはだいぶ嵩む様です。

アースホームサービスの対処法

プロの浴室クリーニング

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当店の浴室洗浄はマニュアル化されてます。汚れの落ち具合は、これまでの経験上、目で見て、触れてみて、おおよそわかります。浴室汚れの3大要素を各種洗剤を用いて順序立てて除去していきます。

清掃内容は以下の通りです。

エプロン下・排水溝内部パーツ

次亜塩素酸ナトリウムを使用し、黒カビ・汚れを除去します。

壁・天井・床・浴槽・水栓金具・鏡・換気扇フィルター・ドア両面

浴室各部所を除菌洗浄致します。水垢は丁寧に研磨致します。

※水垢付着後、3年以上経過したうろこ鏡は完全には、除去ができません。

清掃対象外

浴槽フタ・風呂桶・イス等の備品

キレイな状態を維持する施し

浴室のクリーニングでカビ・石鹸カス・水垢をすっきりキレイに落とした状態を長く保つには、お客様自身の日頃のお手入れが必要となります。少しでも楽にお手入れが出来る様、フッ素コーティングをお薦めしております。

 

 

フッ素コーティングが浴室に適している訳

それは、フッ素シリコンが持つ撥水・撥油の特徴にある。水はじきが良く、油も寄せ付けないので、防汚性が高く、石鹸カス・水垢から浴室をガードします。また、撥水性の高さは、乾燥のスピードを上げ、カビの発生を抑制します。

よって、浴室汚れの3大要素「カビ・石鹸カス・水垢」対策に適しています。

  • 天井、壁パネル、バスタブ(内部は除く)
  • 蛇口金具、シャワーホース、シャワーヘッド
  • カウンター、扉枠、照明カバー

※床は素材・表面加工によっては施工できない場合があります。

※浴室の鏡は対象外。

交換・リペアのご提案

上記でも述べているように、浴室クリーニングで完全に除去出来ない汚れや、変色・劣化により元に戻らない浴室パーツもございます。

 

浴室クリーニングでは、原状回復できない汚れの場合、また、費用対効果を考えた場合、当店は、最善策としてクリーニング以外の選択肢をご提案致します。

 

それは 交換・リペア です

 

交換・リペアが、ハウスクリーニングと同時作業で対応出来るのが当店の強みです。

鏡のウロコ汚れ

鏡のウロコ汚れ(シリカスケール)は、劇物を用い研磨をしてなんとか除去できる汚れです。結構なコストや時間がかかり、リスクも伴います。

 

また、仮に表面はなんとかキレイにしたとしても、シリカスケールが出来るほどの長期間は、鏡の裏側はカビの温床の可能性も無きにしも非ず。

 

この為、中古住宅購入のお客様や、賃貸業者様、物件オーナー様には、鏡の交換をご提案しております。

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浴室鏡の交換
  • 鏡交換 ¥6,000〜/式

    防錆(防湿)加工ミラー

サイズ税別価格
W350 x H450¥8,000〜/式
W450 x H900¥15,000〜/式

W1800 x H450

¥28,000〜/式
 円形鏡  Φ450¥9,000〜/式

コーキングのカビ処理

カビの侵食状況によっては強い塩素を用いて長時間浸透させても染色(着色)までは完全除去出来ない事もございます。この場合、コーキングを撤去し、打ち直す事によって改善できます。

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